(a).設置場所を決めます。 |
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風の通り具合や日射状況などを考慮して、設置する場所のおおよその見当をつけます。
建物に荷重負担を与えたり、振動を伝えたりしないよう、建物内部の梁位置を確認して、最終的な設置位置を決定します。
通常、屋上床面は、排水用の傾斜(水勾配)がありますので、傾斜についても考慮します。
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(b).部材を屋上に運び込みます。 |
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屋上に設置する場合は、特殊な事情のある場合を除いて、屋内を通して部材を運び込めるように、すべて2.2メートル以内の寸法で製作してありますので、エレベータや階段などを使って、スムーズに屋上まで搬入することが出来ます。
設置作業やメンテナンス、分解・組立など、すべての作業を人力で行えるよう、各部材の寸法や重量などにも配慮されていますので、将来的に設置場所を移動しなければならないような場合にも安心です。
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(c).架台を組み立てます。 |
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専門のスタッフ達の手により、ひとつひとつの部材を丁寧に組み上げていきます。
屋上床面に損傷を与えないよう、排水路を残しつつゴムマットを敷いて床面を保護してあります。
システムは、自重によって固定されますので、屋上床面への工事は一切不要です。
耐震強度は震度6、耐風速強度は60m/sと、十分な強度を確保してあります。
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(d).風力発電機を組み立てます。 |
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回転バランスが命の風力発電機は、専門スタッフ達によって、正確に組み上げられていきます。
弊社では、自社で取り扱う風力発電機についての機械的な構造や電気的・流体力学的な特徴や特性を理解・把握し、熟知しておりますので、安心してお任せいただけます。 |
(e).太陽電池を設置します。 |
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ハイブリッド発電システムの場合には、架台に太陽電池も併設します。
太陽電池の架台は、角度可変式となっており、任意の角度に調整することが可能です。
調整作業もジャッキハンドルを手で回すだけですので、非常に簡単です。
太陽電池の間に見える小型センサーは、日射量センサーです。
必要に応じて、様々な気象観測センサーを取り付けることが可能です。
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(f).制御盤を組み立てます。 |
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充放電制御や運転制御のための制御盤は、屋内に設置します。(屋外設置も可能です)
制御盤下部には、バッテリーが収納されます。
制御盤内部には、各種測定データ記録用のデータロガーが設置されており、発電量やシステム状態、気象観測データなどが随時記録されます。
データロガーからのデータ・ダウンロードは、PCとの有線接続、無線接続、メモリカード交換など、いくつかの方法があります。
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(g).お引渡しです。 |
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設置調整作業・試運転を完了し、各部の詳細説明や、操作方法などをご説明した後、正式にお引渡しとなります。
通常、設置作業期間は2〜3日程度です。
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(h).アフター・メンテナンスも万全です。
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風力発電機は、屋外の苛烈な環境にさらされる機械装置ですので、定期的なメンテナンスは欠かせません。弊社では、万全のアフターフォロー体制を敷いております。
また、弊社で製作する支柱や架台は、すべて可倒式としており、支柱の根元部分がヒンジ構造になっています。チェーンブロックなどを使って、人力で簡単に支柱を倒したり起こしたりすることが出来ます。
メンテナンス費用等の維持管理費用を毎年計上しにくい場合には、初回契約時に数年間分のメンテナンス費用を製品価格に盛り込むことも可能ですので、ご相談ください。
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